この国で歳を重ねるこれまで 日照時間 てモノに
意識をおいたことは
、、、
ないな
農家の方に頼りっきり だわ。
記録的日照不足
スーパーの白菜やきゅうりの値段
ニュースから流れる米のいもち病
日照りがなく過ごしやすい
なんぞ待ち望んだ夏場に思ってたり
休みに家で書物むさぼってたり
個人的にも記録的?な 今夏。
ながら、
長めの自由時間ができ 郷へ。
水温は最低限上がっててくれ、
日に焼かれずに魚追い、機嫌はあがる。
上がったまま更に南下。
つかの間雨足が途絶え、
例年の気が戻り
一夜浜に屋根を張る。
奇跡的な雨雲の温情
快適な夜に散歩に出、人気のない見知らぬ土地の見知らぬ居酒屋の暖簾を無防備にくぐる。
外からは想像できなかった。
十席ほどの店内は、地元の老人たちの熱気で埋め尽くされていた。
若い人でも七十歳は超えとる。
「なんじゃコリャ」
引き返す判断をする間なく、唯一空いていた席に引き連れられるなり
目の前のグラスにビールが注がれ、都心ではあり得ない量の海鮮のお通しがだされ、
てからは急速に時間の感覚が狂い出し、老人達の輪に巻き込まれた。
、、、
テントの中に差し込んできた朝陽と波の音で目が覚めた。
頭痛と猛烈な吐き気を抱えたまま浜に這い出て座り、
一服していると、夕べの光景が断片的に蘇った。
歯のないお洒落なハンチングの爺さんの顔
黒いなんてモンじゃない肌艶の巨体の爺さんの笑い声
陽気で浮気を繰り返す店主のヒストリー
唄の上手い昔皆の憧れだったらしい八十路の婆さんの告白と接吻 、、、。
あんまりに楽しかったらしく
共連れてた酒豪の先輩もまだ倒れていた。
一瞬なんでか
竜宮城 なんてワードが脳裏をよぎった。
時間を確認しようとみたスマホの画面に間もなくの終戦記念日の記事。
6:30
一服を終え、二度寝しにテントに横たわる。
が、一寸して急に昨夜の宴が色めきだった。
昨夜の人生の先輩達は、殆どが戦争経験者って事な訳で。
入れ替わり立ち替わり若造に色んな話し をしてくれてた訳で。
戦争の話しこそなかったが
ある爺さんが熱を込めて言った
「出来れば好きなことを仕事にした方がエエ」
その方は元大手ゼネコンの重役だと言い、その後ドラマの中でしか触れたことのないような話しを聞かせてくれた。
睡魔は遠ざかり、再びテントを這い出ると
まん丸のでっかい太陽の日射しが 水面とワテを照らしつけた
紛れもない日の丸 の記憶と記録。
posted by 池上リョヲマ at 23:26|
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池上リョヲマ
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